北日本新聞旅行会の杉森です。
ここ数年、たくさんの観光列車が走るようになりましたね。
今年の4月23日に運行開始した富士山ビュー特急をご存知ですか?
目を引く赤色の車体、車内は木の温もり溢れる特別な空間で富士山に一番近い観光列車です。
色々な角度で富士山を眺めながら、観光列車にも乗車をする新ツアーを企画しました。
近そうで遠い静岡県、ご紹介した場所も多く、2日間では慌ただしい行程になります。
少しでも余裕を持ち、富士山を望む確率を少しでも上げたい、そんな思いで3日間にしました。
私のこだわりをぎゅっと詰め込んだツアー、23名様にお申込みを頂きました。
誠にありがとうございます。
【1日目】
出発する2日前に台風13号が発生。
進路予報図を見ていると東海にドンピシャです・・
ツアー催行中止にすべきか迷う所ですが、大きな台風でもなく8日には温帯低気圧に変わる予報を信じ、予定通り出発することにしました。
思いが通じ、午前3時には温帯低気圧に変わりましたが、雨が降る予報には変わりません。
移動中は雨であっても、観光中は晴れますように!

浜松といえば、鰻です。
お客様は鰻重ですが、乗務員は鰻丼。
焼き立て、ふわふわして美味しかったです。
標高308mの日本平へ。
新日本観光地100選にも選定されている場所からは、富士山、伊豆の山並みが望めます。
久能山東照宮を参拝するには、1159段の階段を上る方法、もしくはロープウェイを利用する2つの方法があります。1159段は大変なので時間短縮も兼ね、ロープウェイを利用します。

ところがガスがかかり何も見えません・・・
久能山東照宮に到着した頃、雨は小降りになっていました。
案内をお願いし参拝をします。

参拝を終え、宿泊先へ。
ラグジュアリーホテル「日本平ホテル」での宿泊です。

下見に行った際、ロビーから見る景色に一目ぼれした私。
別名「風景美術館の様なホテル」とも言われています。

広々とした客室、洗面所と浴場が仕切ってあるのも使い勝手が良く、アメニティも充実しています。

夕食は、洋食コース料理です。

食事内容が異なるため、前菜だけ撮影をさせてもらいました。(N様、ご協力ありがとうございます!)
食事会場も6階。
夜景を眺めながら味わうお食事、贅沢な時間です。
【2日目】
庭園もあり散策もお勧めです。

朝食に合わせ、見えなかった富士山の頭が見えるように!
世界遺産の三保の松原へ。

700m続く神の道を歩きます。
「クレマチスの丘」は、どうしてもご紹介したかった場所。

「ヴァンジン彫刻庭園美術館」を含め、アートを自然が融合した複合施設です。

今にでも飛び跳ねそうなウサギ。

特に有名な作品「壁をよじ登る男」です。
眺めの良いレストランで食事を済ませ、昨年12月にオープンしたばかり「三島スカイウオーク」へ。

400m、歩行者専用としては日本最長を誇る吊橋です。
残念ながら富士山の姿は現れず・・・
横揺れを心配されるお客様もいましたが、怖いと感じる程の揺れもありませんでした。

「韮山反射炉」
炉体と煙突が完全な形で現存している世界唯一の産業革命遺産です。
正直案内がないと見学時間も数分で終わりますが、案内があると内容が深まります。
お台場の砲台も鋳造しているそうです。
宿泊先は、河口湖に程近い、富士ビューホテルです。
富士屋ホテルのグループでもあり、山梨県では最初に洋風ホテルとしてオープンした歴史あるホテルです。
天然温泉があるのも、選んだ理由の一つ。
やっぱり旅行に行くと疲れが溜まるので、大浴場があるのも嬉しいポイントと考えています。
【3日目】
最終日のメイン、富士山ビュー特急に乗車をします。
実は乗車するのも、車体を見るのも初めて。
お客様同様、私もテンションがかなり上がりました!!

河口湖駅から大月駅までの乗車時間、55分間ですが、観光列車はただの移動手段ではありません。

温かみのある車内。

座席の横を見ると、富士山をモチーフにした飾り。(飾りとは言わないのかもしれません・・)

車窓からの景色を楽しむため、スピードを調整し、富士山が一番きれいに見える場所を通過する際も案内アナウンスが流れます。

車内ではオリジナル商品も販売しています。
楽しい時間は、あっーという間です。

日本三奇橋、甲斐の猿橋へ。
全長30.6mと短いため、数秒であっけなく渡り終えてしまいます。
橋脚を使用していないため、下から見ると不思議な構造だと実感します。
清里高原ホテルでミニ会席のお食事を味わい、富山県に戻りました。
個人的に美術館、お花、観光列車を含めたコースを企画することが多いです。
帰り際「内容の濃いツアーでした」「楽しかったです」とお声を頂きました。
他の旅行会社があまり企画をしていない、女性目線でのツアー造りを心掛けていますが、何よりも企画をしている自分も行ってみたいと思う気持ちも大切にしています。
クレマチスが咲く頃、再びツアーを企画したいと思います。
ご参加頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。
また、ご一緒出来る日を楽しみにしています。(杉森沙織)