
13名様のご参加、誠にありがとうございました。
富山⇒北陸道⇒日本海東北自動車道⇒国道7号⇒県道210号を経由し、一日目は国民宿舎大平山荘にての宿泊となります。



7月29日 天気:霧のち晴れ
今日は鉾立登山口から鳥海山をピストンします。
大平山荘を早朝4時前に出発。約10分で登山口に到着し、体操後出発です。

早朝の鳥海山、長い長い1日の始まりです。

まずは鉾立展望台にて衣服調整をします。

あたりもすっかりと明るくなりました。

さあ、ここからが本格的な登りの始まりです。
石段⇒石畳の道が続きます。

鳥海山は雪も深く所々で残雪がありました。
おっと〜お花が出てきました、クルマユリ。

水も滴るいいお花・・・やはりお花はしっとりと濡れたのが生き生きとして綺麗ですね。
鳥海山と言えば、『チョウカイフスマ・チョウカイアザミ(両花とも特産種)』を代表する花のお山です。
これからたっくさん出てくるので、最後にまとめて紹介します。
雪が残る「賽の河原」

御M小屋


お花畑に囲まれ、

おおーっ、これは・・・

鳥海山の特産種『チョウカイアザミ』
大柄のアザミで濃い赤色が渋く、私の好きなお花の一つです。
御田ヶ原

七五三掛(しめかけ)

七五三掛分岐

左に行けば千蛇谷ルートで、右に行けば外輪山ルートになります。
今回は登りに千蛇谷ルートを、下りに外輪山ルートを歩きます。

左の梯子を登り、右からこの梯子を降ります。

(これは先の梯子を下っているところです)

毎年最後まで残っている雪渓にきました。

柔らかくなっている雪なのでそのまま横断します。

難なく全員クリアーしました。
ようやく薄日が差してきました。

もう雨具の心配はありません。

このガレ場を越えると・・・
御室小屋に到着です。

ようやく天気も回復し、青空が見えて陽が差してきました。
ここは鳥海山/新山の肩にあたる場所で、ここにザックをデポします。

空荷で岩稜体のピークに向けて出発です。


一旦下って・・・

最後の石を登り切ると・・・


鳥海山/新山のピークに到着です。

狭い山頂ですが何とか集合写真が撮れました。
360度の大眺望が見れますが、遠目に雲が多くお楽しみの眺望はほとんどありませんでした。
下りは時計回りの周回コースを歩きます。


胎内巡り

雪渓を下り・・・


一周して御室小屋に戻ってきました。
小屋前の広場でお昼ごはんです。


お山で食べるお弁当は美味しいですね。
下山前に小屋(大物忌神社)に行き、鳥海山の特産種『チョウカイフスマ』を見に行きます。


ナデシコ科の多年草で鳥海山の特産種。岩礫地や岩の割れ目によく咲いています。
お花の白と葉の緑のコントラストが絶妙、このお花も私の好きなお花の一つです。
山形県を代表するお花で、同県内の学校の校章にもよく使われているようです。
さあ、下山開始です。往路は展望の良い外輪山ルートを歩きます。

一旦下って、外輪山へ登り返します。

歩き始めて15分、外輪山に出ました。

ここから気持ちの良い稜線歩きです。
数分歩いたところに鳥海山/新山のビューポイントがあります。

ここで集合写真です、ハイ、パチリ!



行者岳で一服です。


稜線の上のお花畑の中を歩きます。

うーん、気持ちいい〜(^^♪
今日の朝8時過ぎに通った七五三掛分岐に戻ってきました。




御濱小屋前の鳥海池

賽の河原に湧いている美味しい水で喉を潤します。

ここから石畳を1時間下れば鉾立登山口です。

12時間半の山旅、お疲れ様でした。
今日のお宿は『休暇村羽黒』

カンパーイ!

山形の海鮮に舌鼓♬

お疲れ様でした!

大友リーダーもお疲れ様でした

7月29日 天気:晴れ 月山登頂
昨日の午後からの天気が続き、早朝からの天気で絶好の山旅日和です。

月山8合目駐車場までバスで移動

そこからの歩行となります。




池塘に映る登山者たち・・・

正面奥が月山

登山道は石が多く歩きにくい所もありますが、よく整備されています。
お花畑の中を歩くと・・・

佛生池小屋に到着です。
仏生池

出羽三山に来山した参拝者は宿坊で精進潔斎をし、羽黒山で現世の穢れを落とすと白装束で月山を目指します。弥陀ヶ原を越え仏生池(小屋前)にたどり着く事によって参拝者は池で死に水をとり、真の仏(魂)となるのです。
行者返し

その昔役行者(えんのぎょうじゃ)が山頂を目指したときに蜂子皇子に仕える除魔童子と金剛童子が現れ、修行が未熟であるからと押し戻したとの言い伝えが残っています。
行者返しの上からは石畳の緩やかな坂道が続きます。

お花畑も続きます。

コバイケイソウのお花畑を登り切ると・・・

月山神社本宮に到着です。

天照大御神の弟で、月・夜を統べる神様「月読命」(つくよみのみこと)が祀られています。
本宮前にて集合写真です。

はい、パチリ!
月山山頂は神社の中、かつ、撮影禁止なので山頂では集合写真は撮れません・・・念のため!

本宮付近でお弁当を食べた後、下山開始です。


復路も仏生池小屋で一息入れます。
ここで地元に住む白装束の修行僧さんとの出会いがありました。


シブイ!
白のザックが印象的です。
引き続き石の多い道をなだらかに下ります。

日本海が見えれば登山口はもうすぐ
この分岐を直進します。

月山登山の最後に中之宮・御田原神社に立ち寄ります。

ここの名物は『なで兎』

「うさぎ」といえば「月」。うさぎは古来月山の神のお使いであり月の精ともいわれ、
悪運から逃れる力があるといわれています。
全員無事下山しました。お疲れ様でした。
下山後に羽黒町にある『出羽三山神社』に立ち寄りました。

最後に名物『肉うどん』


メニューは肉うどんのみ。肉は一般的な牛肉ではなく豚肉、だし汁とのハーモニーが絶妙でとっても美味しかったです。
今回出会ったお花たちです。
ミヤマトウキ

鳥海山/展望台⇔弥陀ヶ原
クルマユリ

展望台⇔弥陀ヶ原
ベニバナイチゴ

弥陀ヶ原付近
キバナスミレ

弥陀ヶ原付近
ヨツバシオガマ

弥陀ヶ原付近
チョウカイフスマ(鳥海山特産種)

弥陀ヶ原付近
チングルマ

チングルマの穂

弥陀ヶ原付近
ニッコウキスゲ

弥陀ヶ原付近
タケシマラン

弥陀ヶ原付近
タチギボウシ

弥陀ヶ原付近
シロバナトウウチソウ

弥陀ヶ原付近
バイケイソウ

御M小屋付近
イワベンケイ

御田ヶ原
オクキタアザミ

御田ヶ原
ミヤマホツツジ

御田ヶ原
イワオトギリ

線香花火がパチパチ音を立てているような可愛いお花です。
御田ヶ原
ハハコグサ

八丁坂
ハクサンボウフウ・ハクサンシャジン・トウゲブキのお花畑

七五三掛付近
イワボタル

千蛇谷
イワギキョウ

鳥海山/新山
チョウカイアザミ

行者岳
ミヤマキンポウゲ

行者岳
ハクサンシャジン

文殊岳
チョウカイフスマ

文殊岳
ハクサンフウロ

七五三掛
ハクサンイチゲ

七五三掛
コバイケイソウ

御田ヶ原
カラマツソウ

弥陀ヶ原付近
ミヤマツボスミレ

弥陀ヶ原付近
キンコウカとネバリノギラン

鉾立登山口付近
シロバナハナニガナ

鉾立登山口付近
イワイチョウ

月山/八合目駐車場上
ウラジロヨウラク

八合目駐車場上
エゾシオガマ

月山
ヒナウスユキソウ

月山山頂付近
ヒナザクラ

月山山頂付近
アオノツガザクラ

月山山頂付近
ウサギギク

月山山頂付近
ズダヤクシュ

月山山頂付近
ミヤマリンドウ

月山山頂付近
今回も充実した2泊3日の山旅でした。ありがとうございました。
また皆様と楽しい山歩きをしたいと思います。
Carpe Diem! いまを楽しもう!
担当:辻 正弘
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