尾瀬ヶ原から尾瀬沼ハイク 2日間

2015年6月6日〜7日に『尾瀬ヶ原から尾瀬沼ハイキング2日間』のツアーが催行されました。
16名様のご参加、誠にありがとうございました。
P1270328.jpg
尾瀬沼と逆さ燧ケ岳 (湖岸には水芭蕉が咲いています)

富山から北陸道⇒関越道を経由しまして尾瀬の群馬県側の玄関口である
「鳩待峠」までバスで移動し
P1270033.jpg
そこからの歩行となります。
あいにくの小雨で、雨具を装着しての出発となりました。
出発前の登山口での皆さんの表情です。
P1270034.jpg
皆さん、いい表情されてますね!

今日は水芭蕉シーズン真っ只中の土曜日、登山者も例年以上に多いです。
P1270045.jpg
所どころ雪も残っています。

尾瀬のお花たちが私たちを出迎えてくれてます。
P1270038.jpg
コミヤマカタバミ

ムラサキヤシオ
P1270052.jpg
東北〜北海道に咲くお花で、アカヤシオより濃い目のピンク色が鮮やかですね。

尾瀬といえば、水芭蕉!今回の主役、水芭蕉さんのお出ましです。
P1270047.jpg
水辺に生え、花のあとに出る大きな葉が芭蕉に似ていることがこの名の由来です。
この芭蕉は中国原産ですが、実は松尾芭蕉が閑居した庵の前庭に門人から贈られて
植えられていたので「芭蕉」の名がついたといわれています。
またこの水芭蕉はサトイモの仲間で熊の大好物でもあるんですよ!ただ毒(食べると口が
はれ、腰痛を起こし下痢する)があるので、良い大人は決して真似をしないでね黄ハート

熊よけのベルを鳴らします。
P1270046.jpg
熊さん、こっちに来ないでね!

おおーっ、剛力さんだぁ!
P1270053.jpg
尾瀬ヶ原の荷物の運搬は、今でも人力(歩荷)に頼っています。一回に100kg近く
担ぐこともあるそうです。
P1270075.jpg
私の腰はガラスで出来ているので、とてもこのような事はできません・・・
感動ものです

鳩待峠から約1時間、尾瀬ヶ原の入口『山ノ鼻』に到着しました。
P1270061.jpg
まずは、トイレトイレ!
P1270054.jpg
このように大渋滞です。

『山の鼻ビジターセンター』
P1270060.jpg
尾瀬ヶ原の動植物を展示しています。
P1270058.jpg

現在の気温は11℃
P1270057.jpg
このあと歩いた尾瀬ヶ原では冷たい雨と風で体感温度は5℃くらいでした。

さあ、ここから尾瀬ヶ原湿原のトレッキングです。
P1270062.jpg
この道標を(写真方向に)真っ直ぐ行くと至仏山に行きます。
P1270063.jpg
私たちはこの道標の左側(鳩待峠)ら来ました。ここからは右方向(尾瀬ヶ原方面)へ向かいます。

P1270066.jpg
見頃の水芭蕉の中を歩きます。
P1270074.jpg
振り返れば美しい至仏山が見えるのですが、今日は梅雨のような天気で
残念ながら見れません・・・

尾瀬ヶ原の池塘と浮島
P1270079.jpg
池塘・・・高層湿原が形成される過程において、堆積した泥炭層の隙間に水で涵養された
部分が池塘です。周囲とは隔絶された環境であるため独特の生物相ができます。池塘と
池塘の間は地上・地下の水路でつながっていて、尾瀬ヶ原には約2000あるといわれています。
浮島・・・未分解の植物遺体・腐泥・泥炭などの塊が水位変動やガスの発生などの作用に
岸や湖底を形成している植物であり未分解の植物遺体・腐泥・泥炭などの塊が,水位変動
やガスの発生などの作用によって湖中へ分離浮遊したものよって湖中へ分離浮遊した
植物をいいます。

木道がいい感じですね!
P1270083.jpg

天気が良ければ、逆さ燧ケ岳が見えるビューポイントですが、今日は残念ながら見えません。
P1270085.jpg
P1270099.jpg
その代わり、逆さ登山者・・・ってなのはいかがでしょう?

池塘の中にいるのは、山椒魚??
P1270102.jpg
どれどれ、近づいてみると・・・淀んだ流れのない所にいるから
アカハライモリのようです。
ニホンイモリという別名もあります。

可愛らしいピンクのお花
P1270103.jpg
ヒメシャクナゲ
ニッコウシャクナゲ、という別名もあります。

尾瀬沼らしい風景が続きます
P1270104.jpg

P1270105.jpg

P1270106.jpg
晴れた日は素晴らしい風景となりますが、尾瀬は曇りや霧の日でもそれなりに美しいでしょ。

水芭蕉群落で集合写真
P1270114.jpg
あと一か月もすると尾瀬ヶ原は黄色に染まります。
ここはニッコウキスゲと至仏山のビューポイントでもあります。

尾瀬の『竜宮』に到着です
P1270120.jpg
尾瀬の竜宮とは、竜宮小屋近くにある伏流水のことで尾瀬ヶ原の内部を
目に見える形で表してくれる貴重で神秘的な場所をいいます。
P1270124.jpg
中央より少し左が伏流水の吹き出し口です。
P1270127.jpg
春先は水量が多いせいもあり、至る所から水が吹き出し、渦を巻いている現象を見ることができます。低層湿原というのは、泥炭面と水面が、等しいので水の流れは一目瞭然です。しかし、尾瀬ヶ原は高層湿原ということもあり、湿原に覆われ目視で水の流れの確認はできませんが、その下には、竜宮のような水脈がいくつも存在しているのです。竜宮の入口と出口にはそれぞれ淵があり、入口に流れ込んできた水が地中に潜り、50m程先の出口から再び地上に湧き出してきています。その地中にある入口と出口を結ぶ筒状の自然トンネルは、人ひとりがやっと通れる広さで、竜宮城につながっているのではないかといわれていたそうです。また増水時には、入口で渦を巻きながら水を吸い込んでおり、竜の口に似ていることから竜宮になったという言い伝えもあります。ただ、この竜宮、神秘的で人々を魅了するような自然現象だけでなく、実を伴っています。伏流水というのは、地中を潜って水を浄化する働きがあるのですが、これが湿原ともなると、未分解のまま地中にある植物の遺体や泥炭が、さらに栄養塩などを付着させ、浄化に磨きをかけてくれます。そのようなトンネルが尾瀬ヶ原の地中一面に広がっているのです。その所業を人間に見せてくれている唯一の場所が竜宮なのです。

リュウキンカ
P1270128.jpg
茎が直立し黄金色の花をつけることから立金花と名付けられました。
花言葉は「必ず来る幸福」・・・今日からこのお花が好きになりました(^^ゝ)

竜宮の先を歩きます。
P1270130.jpg
水芭蕉の道が続きます。
P1270132.jpg
尾瀬沼と尾瀬の伏流水が混ざる、沼尻川
P1270133.jpg
この沼尻川は尾瀬沼から流れています。
竜宮の先にあったものは・・・
P1270136.jpg
群馬県と福島県の県境でした。この橋が県境となってます。

P1270148.jpg

ようやく今夜のお宿、『弥四郎小屋』に到着です。
P1270156.jpg
おおー、今日一日中見えなかった燧ケ岳がようやく見えました。
左から燧ケ岳最高峰の柴安ー・俎ー(まないたぐら)・赤ナグレ岳です。
明日の天気に期待が持てます。


6月7日 天気;晴れ

昨日の予想通り、素晴らしい夜明けです。
P1270173.jpg
朝靄と至仏山・尾瀬ヶ原
P1270176.jpg

逆光ですが、燧ケ岳です。
P1270181.jpg

出発前に、小屋の前に湧く弥四郎清水を汲んで・・・
P1270205.jpg

さぁ出発です。
P1270212.jpg
尾瀬沼までは、段小屋坂から白砂乗越を経由します。

森の守り神『ブナ』の美しい樹林の中を歩きます。
P1270217.jpg
瞳の奥まで届く新緑と、マイナスイオンたっぷりでひんやりとして爽やかな空気が肺の奥まで届きます。

見晴新道分岐です。
P1270222.jpg
平成25年秋の台風18号による土石流の発生により登山道が崩壊した影響で、今も通行止めとなっています。
最新情報では今年の9月をめどに見晴新道を復活させる方向で整備中だそうです。

このように日当たりの悪い所には残雪がしっかりと残っています。
P1270237.jpg

段小屋坂のピーク『白砂乗越』に到着しました。
P1270242.jpg
ここで休憩です。
P1270243.jpg
この坂を5分下れば白砂田代の草原です。
P1270246.jpg

P1270252.jpg
青い空と白い雲がとても美しい・・・
P1270259.jpg

尾瀬沼のタテヤマリンドウ。
P1270271.jpg

この分岐を右に行けば
P1270261.jpg
尾瀬沼の北部『沼尻』に到着です。

ここにある沼尻休憩所でコーヒーブレイク。
P1270262.jpg
この沼尻休憩所は、尾瀬沼東畔に建つ長蔵小屋の元祖(平野長蔵氏が最初に建てた小屋)
と言われています。
コーヒーとアイスクリームが美味しかった!

P1270265.jpg

燧ケ岳と水芭蕉
P1270274.jpg

長藏小屋へ出発です。
P1270276.jpg
木道が続きます。

ホー、ホケキョメロディ
P1270277.jpg
美しい鳴き声が尾瀬沼に響きます♪

おおーっ、雪化粧のこのお山は・・・
P1270281.jpg
至仏山です。尾瀬沼ではここでしか見れません!

朝湖湿原の向こうに長藏小屋が見えてきました。
P1270283.jpg

P1270286.jpg
燧ケ岳上空をフワフワと飛ぶ浮浪雲がいいですね!

オットット、何かの仕掛けが置かれています
P1270290.jpg
どうやらニホンジカ捕獲の罠のようです。
ここ尾瀬でもご多分に漏れず鹿の被害が多く生態系が崩されています。

木道脇の岩魚
P1270294.jpg
ゆるやかな流れの中を悠々との〜んびり泳いでいます。

長藏小屋に到着です。
P1270296.jpg

尾瀬沼に映る燧ケ岳と水芭蕉・・・
P1270329.jpg
ため息が出るくらい美しい黄ハート
P1270311.jpg
この美しい燧ケ岳をバックに、パチリ!

朝もやに煙る尾瀬沼と燧ケ岳も良いですよ!

尾瀬沼湖畔に建つ休憩所(元長藏小屋)で昼食です。
P1270314.jpg
カレーうどんが名物です。美味しかった〜♪

長藏小屋
P1270338.jpg
趣があって、オススメの山小屋です。皆さんも是非お泊り下さい!

お腹もハートもいっぱいになって
P1270342.jpg
さあ、出発です。

長藏小屋の西脇の水芭蕉の群生です。
P1270347.jpg

荻原ガイドイチオシのビューポイント
P1270356.jpg
ハイ、パチリ!
P1270354.jpg
皆さんの表情もいいですネ!

尾瀬沼休憩所からは尾瀬沼とバイバイして、三平峠を越えます。
P1270359.jpg

残雪が残る急坂を約40分登ると
P1270360.jpg

三平峠に到着です。
P1270362.jpg
今回の山旅の登りはここで終了・・・

ブナの新緑とアカヤシオを楽しみながらの最後の下りです。
P1270368.jpg

うわー、登山道のど真ん中の水溜りにいたオタマジャクシ君の群れ
P1270371.jpg
あと一歩のところで踏んでしまうところでした(・・;)

名水『石清水』で喉を潤します
P1270372.jpg
冷たくて美味しい〜!

尾瀬沼から流れる片品川の左岸を歩きます。
P1270376.jpg
P1270377.jpg

一ノ瀬休憩所で最後の休憩です。
P1270379.jpg
ここのトマトとキュウリはオススメ。

ここからは1時間の林道歩きです。
P1270382.jpg
なんとこの林道、群馬県道1号線なんですよ!

林道脇のお花たちを楽しみがらの林道歩き。
P1270386.jpg
ラショウモンカズラ

P1270388.jpg
ムラサキコマノツメ?

P1270391.jpg
キジムシロ

・・・とお花を楽しみながら歩いていると、あっという間に大清水登山口に到着です。
P1270393.jpg

P1270394.jpg

P1270396.jpg

P1270397.jpg
お疲れ様でした!

駐車場の脇に咲いていた、レンゲツツジ
P1270398.jpg

今回も3日間、お客様との出会いと素晴らしい山旅を楽しませていただきました。
ありがとうございました。
また皆様との出会いと山旅を楽しみたいと思っております。

Carpe Diem! 
いまを楽しもう!

担当:旅と自由を愛するスナフキンに憧れる、辻 正弘でした。
posted by KITANIPPON-TOURS at 2015年06月10日 18:46